それでも女装が大好きです!
先日、映画館で遭遇した人の話であります。
えーっと、髪の毛がちょっと長いおじさんかなって思ったんです。50才くらいですかね。薄暗いシネマ・コンプレックスのエントランスで、オレの前を横切っていったのね。顔を見て、あまり不可思議に思わなかったのは、化粧をしてなかったからだと思います。歩き方も完璧おじさんだったし。
ベンチに座って、シアターの前で10分ほど待ち時間。と、おじさんが、オレの斜め前方に座りました。と、おもむろにロンゲの髪の毛をずらして、位置を調整したのであります! 俗に言うカツラ? ウィッグ? それだったんですよぉ~。ちょっと意外で...唖然。
「えっ!? なんでカツラをかぶる必要があるんだろう???」
突如、そのおじさん...おばさん?への興味が、ムクムクと真夏の入道雲のように急速に沸き上がってしまったのです。で、時間が10分あるので、観察してみることにしました。
まず、靴は、低いヒールの女性物でした。ズボンは、モモヒキみたいな感じの柔らかい材質(伸びる感じのヤツあるでしょ?)の白でした。服は、キラキラしている女性物。でね...でだよ...、
「む、む、胸が膨らんでるよーーーーー! おいーーー!
なに入れてるんだ、( ゚Д゚)ゴルァ!!」
そこまでするんだったら、化粧すればいいのに...。女装としては、30点くらいっすか。ただ、細かい仕草は女性でして...長いカツラの毛をこめかみ付近でかき上げる仕草は、女の手つきなんですよ~! なんで? なんでよ? おっさん、いやおばさん、おしえてくれよ! と思ったその直後、
「ヘ・ヘ・ヘクショーーーン!」と、
おばさんが...いやおじさんが、くしゃみを2度連続でしました、ハイ。会社帰りに駅のホームで電車を待っている疲れたサラリーマンのくしゃみそのもので、「ハクション大魔王」が「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーーン!」と出てきそうなくらい見事なものでした。
妙におかしくってね...。いやね、女装はいいと思いますよ。誰に迷惑かけているわけでもないし、第一、人様の趣味をとやかくいう筋合いなんてオレにはないし。うん。好きなものがあっていいんじゃないっすか。
なにがおかしかったかって、その日は、「メンズデー」で、
男は1,000円ポッキリの日
だったんだよ。なんでまたそういう日に、わざわざ女装して映画を見に来るのか。そもそも、店員はどうしたのか。1,000円か、1,800円か。性別の判定は、どうやってしたのか。困ると思うんですよ、店員さんね。
このシチュエーション。みなさんだったらどうしますか? 明らかに男と分かる女装客が、メンズデーにやってきた。
(1)有無を言わさず、1,000円で男性料金
(2)1,800円で通常料金(メンズデーなので、女性料金)
(3)男性ですか? 女性ですか? と尋ねる
さぁ、どれ?
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