« ノックアウト。 | トップページ | ぶさいくなネコの話。 »

とてつもなく綺麗なピンク。

 伊豆沼に行ったときですがね...その日は、別のところに行きたくて、東北線で通過したんですよ。で、ほら、オレって電車の中じゃ子どもになっちゃってさ、車窓をずっと見てるんよ。靴脱いで、窓側を向いて正座して乗りたいくらい。でね、車窓からただならぬ美しい湖面が見えたんだね。で、帰りに立ち寄ることにしたのね。

 ちなみにこの辺りは、電車が1時間に1本、ワンマン運転の世界です。

 そのただならぬ美しさだったものがなんなのか。鶴岡八幡宮では数輪しか見ることができなかった "はす" です。この湖ではちょうど満開で...それがまたおびただしい量なんですよ。「はすまつりはこちら」という看板に誘われて、行ったら、そこはボートではすを見ることができるらしい。おじさんが暇そうに、「見ていってねぇ~」と人なつっこく言うもんで、600円で見ることにしました。

 人がいません。同乗者は若い中国人女性2人と日本人おじさん1人のグループと、オレ(オレはひとりね、念のため)。
 いったいどういうお知りあいなのかなぁ~と、また妄想が膨らみそうになったのを必死に抑える。

伊豆沼はす1.jpg

 舟はおじさんが運転し、はすの森のなかへ。はすってさ、葉が大きいじゃん。だから、湖面が鬱蒼としているんだよね。もうね、ホント森なのね。花も葉も、上なんだもん。

伊豆沼はす2.jpg


 で、ちょっと開けたところにでて...いや、もう本当に綺麗でした。はすの花が満開に咲き乱れているのは、三途の川だっけ? いや極楽浄土? 

伊豆沼はす3.jpg


 実際の色はね、口では言い表せないほど透き通ったピンク色。舟だと、湖面から見上げるように花を見られるでしょ。逆光になって、花びらが透き通るんだよね。
 運転してたおじさんが、舟を止めて...しばしサービス。日本人のおじさんが「実を取ってもいいか」と聞いて、取ったのね。

 「なんに使うんだろう?」と思ったら、中国じゃ食うらしいですよ、はすの実。中国人女性2人が、落花生を食うように食い始めたのでびっくりして、見て見ぬフリをしてたら、女性のうちの一人が慣れない日本語で「どうぞ!」といって3粒の実と笑顔をくれました。

 写真は出さないけれど、はすの実ってちょっと...気持ち悪くないっすか? いや、オレ、食う勇気ないなぁと思いつつ...ポケットにしまって、写真撮影に没頭していましたら、彼ら何度も実を収穫して、その都度、オレにくれるんですよ。

伊豆沼はす4.jpg

 ホントありがとう。そのお気持ちだけで...。
 
 とは言えない気の小さなオレは、もらってはこっそり胸ポケットに入れるというのを繰り返し、結局、胸ポケットは、ひまわりの種を大量に食べて膨らんだリスのほっぺのようになっちまいました。
 写真は、午後だったのでちょっとアレですね。午前中が綺麗だと思います...。

|

« ノックアウト。 | トップページ | ぶさいくなネコの話。 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: とてつもなく綺麗なピンク。:

« ノックアウト。 | トップページ | ぶさいくなネコの話。 »