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円仁さん。

 円仁というのは、「えんにん」と読みます。始めて「大師」になった人。「弘法大師」なんて有名でしょ。円仁は、「慈覚大師」と呼ばれました。

 日本国内にゆかりの寺が800ほどもあるそうです。世界文化遺産登録を目指す中尊寺、毛越寺や山寺・立石寺、松島・瑞巌寺もゆかりの寺なんですね。このゆかりの寺というのは、関東地方に集中して存在していて、西の弘法大師、東の慈覚大師と呼ばれるほどなんだそうです。
 特に立石寺は、円仁が入定したといわれる「入定窟」というのが断崖にあってね、調査してみたら円仁に似ている木彫りの頭と、体の骨がでてきたんだそうです。

 先日、「円仁」の特別展があったので見に行ってきました。唐の時代の唐の唐に、日本から仏教の勉強に行って...西遊記のごとくあちこち巡って(天竺には行かなかった)、やっとの思いで日本に戻り...仏教を広げたんだそうです。

 この前書いた「吉村作治のエジプト展」は、出土したものを見ておもしろいし...というか、モノに彫られた傷、文字、絵を見ていると時代を飛び越えてしまって想像力をかき立てられました。この円仁展も、そういうところはあったのですが、何分にも展示されているのが巻物であり、巻物の巻物で、かつ仏像の中の仏像だったため、途中で飽きてしまいまして...。いっくら解読しようとしたって、漢文そのものの巻物は、凡人のオレには難し過ぎますよ。終いには、どうでもよくなっちゃったりして...。

 学がないせいか、こういう展示会を見ていると...いつしか子どもに戻ってしまい、巻物や仏像に触ってみたいという欲求だけがむくむくとわき上がってきてしまいました。子どもがなにかを確認するときに、口に入れたり実際に触ったりして確認するという感覚が戻って来てしまった感じです。

 「猫に真珠」

 そんなことわざが頭に浮かんだ展示会でした。「猫」じゃねーよ、「豚」だよ!(ひとり突っ込みにて終了)。

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