鉄塔。
帰り道、いつもと違った道...山側いや、海側というか...海に近いんだけど、山道を通って帰っていました。蝉時雨の中です。道ばたのツタが元気で、木を覆い隠そうとしているような、日暮れ前には薄暗くなるような場所で、地元の人も近づかないところです。
近くに観光ホテルの廃墟があったんだけれどね、心霊スポットとしてなぜか有名になって暴走族がたむろするようになり取り壊されたところ。
まぁ、そんなところを歩いて帰っていたら、昔、ラブホがあった跡地の広場に、巨大な鉄塔が立ってました。
怪しい。怪しすぎる。こんなところに鉄塔とは。まるで、まるで、オレに登ってくれと言わんばかりじゃないっすか。
かなり高そうで、眺めが良さそうなのでね...「危険」とか書いてあったけど、ここはいっちょ眺めのよい写真をと思いまして...えっちらおっちらと、
いやいや、登りませんでしたよ。
昔のオレだったら絶対に登ったでしょう。しかし、大人になってしまった今、そんなことはできません。下から眺めるだけですよ。
眺めは相当美しいでしょう。海も近くにあり、山も見える。
で、これはいったいなんなのかと注意書きをよく見たら、「温泉採掘」のようです。こんな海の近くで温泉を掘り当てることができるのだろうか。とは思うけれど、最近はボーリング技術がものすごく進んだらしいからね。地中の奧の奧から、吸い上げるんでしょうね。
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