久々の映画...にて。
映画を見に行ってきました。公開初日の「HERO」、そして「Life~天国で君に逢えたら」。見たかったのは「Life」で、「HERO」は時間合わせのために見ました。
「HERO」。キムタクってあれでしょ、某女性誌の「好きな男ランキング」で十年以上も1位をとり続けてるんでしょ。もうあれだね、化け物だね。だって結婚しているし、2児の父親だしさ。それでこれだもん。独身、子ども無しのオレのほうがよっぽどもてそうな気がするのは......100パーセント気のせいだね。
彼の演技はワンパターンだと思います。が、演技に嫌みがありませんなぁ。だから、物語の世界を素直に受け入れることができる。すがすがしい気持ちで見ることができましたよ。ストーリーは...今度はどんな大物を相手にするんだよって感じで、ほぼ想像通りの展開。かつ、想像通りに終わり、裏切りのないストーリーは、まるで水戸黄門を見ているようでしたよ。
映画そのものは、いかにもフジテレビで、出演者にずいぶんお金をかけてるなぁ~という印象。豪華でびっくりしました。
次に見たのが「Life」。こっちが本命。
「HERO」が13:20終了で、「Life」が13:20開始。こんな芸当ができるのも、シネコンだからこそ。
席に座ったら、隣りに "綺麗なお姉さんは好きですか" 系の "なんちゃってセレブ" 風の艶女アデージョが座っていまして...。
開始早々、彼女、ばりばり言いながら "あられ" を食い出しちゃって...。この映画さ、ガンと闘うウィンドサーファーの話で、ハワイの海の自然音なんかが多く、静かなシーンが多いんですよ。そんなところにパリパリした袋から取り出すカシャカシャした音、ぽりぽりとあられを噛む音、かみ砕いたあられをごくっと飲み込む音が、めちゃくちゃ気になった!!!
食い物を持ち込むんじゃねーぜ!っていう注意書きを無視した大胆な行動...いやまぁそれを許したとしても食べるとうるさい、あられだのせんべいだのっていうのは御法度じゃないっすかぁ。食うならポップコーンとか、ホットドッグとかさ、静かに食えるようなヤツじゃないと。
だいたい静かな、いい感じのシーンを選んでボリボリ食い出すのはどういうこっちゃと...。さらにそれを、ゆっくり食うのはどういうこっちゃと...。で、30分くらいかけてのんびり食ってる彼女に、オレの堪忍袋の緒が切れ...この映画の前に「HERO」を見て正義感に目覚めていたことも手伝って...
おい、そこのお嬢ちゃん。大の大人が周囲の迷惑考えずに "あられ" なんか食ってちゃ~、品位を疑われるぜ!
とスクっと立って言い放ち、捨て台詞を添えて劇場の外につまみ出してやりましたよ。
「昼飯食って、出直しな!」
言えるわけないね、いくらなんでも。心の中とは裏腹に、黙って映画を見てた小心者のへたれなオレです。
様子をうかがってたらね、あられ食いながら、ハンカチで目頭を覆ったりするんだ。食っちゃ泣き食っちゃ泣きの繰り返しで、忙しそうなんだ。っつーか、こっちまで "あられ" を食いたくなっちったんですがぁーーー!!!
で「Life」のストーリーですが、上記のあられ事件のせいで...じっくり入り込むこともできず...あっさり終わっちゃったなという印象でして。
「死」そのものを描く映画だとしたら、もっと壮絶だろうし...もっと生々しいと思うのね。この映画はそういう映画じゃないんだね。そこへ至る生き方を描いている。明日を思い、今日をいかに大事に生きているか...なぜ彼女は "あられ" を選んだか...考えさせられる映画でした。
しかしなぁ、伊東美咲が4人の子どものお母さんというのが、なんともなぁ...。
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