突然鳴り出す携帯電話。
久々に映画を見に来たな...あれ、でも前回見た HERO がまだ上映していたので、そんなに久々でもないみたいだな。
休日にも関わらず 1,000 円の日で(しかも、インターネット予約にも適用された)、さぞかし混んでいるだろうと思いながら行ってきましたよ(それほど混雑してなかった。やっぱ仙台だかならなぁ~)。
見たかったのは、「シッコ SiCKO」。マイケル・ムーア監督の映画。8月末に公開になっているこの映画、仙台でもやっと公開されました。
国が運営する健康保険制度について、痛烈に風刺したものです。終始、ドキュメンタリー番組を見ているような感覚に、彼独自のユーモアを交えていておかしい。一瞬、「進め! 電波少年」を思い出しました。
健康保険制度とか、こういうのは民間にしちゃいかんね。で、アメリカ方面に旅行に行くときには、必ず旅行保険に入っていかないとあかんね。向こうで怪我をしたり、病気になったら大変なことになるなと...つくづく思いました。
日本も郵政を民営化したばかりで...なにかと考えさせられるものでした。
2本目。えっと、1,000 円の日だったのでもう頑張って4本見ようかと思って気合い入ってる...。
「ヘアスプレー」。これはなんなのか分からず...榎本加奈子...いや、柳原可奈子風の太った白人の女の子が主役のミュージカル映画。全編に渡って 1960 年代風音楽に溢れていて、太った親子が軽快に踊りまくる...。映画の中でポイントになるのは、人種差別なんだけどね...それまでの色のついた常識を自分のピュアな目で見て乗り越えていく、変えていくところがね、よかったです。
音楽が耳について離れない...。
「シッコ」は音楽がなくて、「ヘアスプレー」は音楽に溢れてる。でもって、両方とも日本にはなくて、アメリカにはある...。見終わった後、いろいろと考えさせてくれる映画でした。
で、ここで断念。4本はさすがにムリだった...3本さえムリだった...。
「シッコ」を見ていたときに、ケータイが鳴りました。ベル音。
もうさ、オレ、自分のケータイが鳴ったのかと心臓が飛び出るほどびっくりしたわけです(電源切ったはず)。どう考えても、隣りに座っているおやじの鞄から聞こえてきているのに、彼は全然反応しないの。で、オレはきょろきょろしてるわけ。周囲は絶対にオレが「犯人」だと思ってるのね。
バクバク心臓が鳴る。映画の音声より、自分の心臓の音が大きい感じ。
バクバク、バクバク。
リーン♪ リーン♪
バクバクとリーン♪だけが増幅されて、耳鳴り状態。
だ、、、だれか止めて! 止めてぇ~~~!!
「オレがおまえのケータイに出てやろうか!」
手を伸ばした瞬間、止まりましてね...ホッと安心。オレの血走った目は白く戻り、周囲の人たちも映画の世界に戻っていきました。自分の心臓の小ささを再確認し、情けなくなる...orz
男たるもの、「オレの携帯じゃないよぉ~」としらばっくれるくらいじゃないっといかんなぁ~と自分を叱咤した次第です。
とはいうものの、映画館では携帯電話は切りましょう...。隣りに座る人を驚かせませんように。
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