忘年会にて。
忘年会が多いっすよね。
うちの会社も、金曜日が忘年会でした。全員集まって飲むなんてことがないので、盛り上がりましたよぉ~。
でさ、乾杯する前に社長が軽く話をしたのね。
「え~、今年の漢字一文字は "偽" だったわけですが...」
みんな、ぴんとくるわけですよ。じゃ、あれだ、会社の1年を1文字で締めくくるんだな...って。
話は続き...
「我が社の1年を振り返ると...」
たぶん全員が、どの漢字かな~と想像を巡らせてたと思うのね。オレは、「疲」を想像してまして...あー、これは自分のことだなと思いつつ、会社だと「金」かな、それとも「努」かなとか...いろいろ考えてたのね。
なんだなんだと、ビールをついでた手も止まり、全員の目が社長に集中したその瞬間...もっともらしく彼の口から出てきたのは、
「"しこみ" の一年だったと思います!」(力強く)
え? オレの頭の中は、少々パニックになりながら...単漢字で「しこみ」を変換しようとしました。でもね、でてこないんですよ。一生懸命、変換キーを押すのに...「仕込み」か「仕込」しかでてこないの。
周囲を見回したら、みんな...ぽか~~~んとして、やっぱり漢字1文字で「しこみ」という文字を探しているようだったけど、それが存在しないと分かったときに、聞かなかったことを決め込み、止めていた手を動かしてビールをつぎはじめたのであります。
"しこみ" は普通、「仕込み」3文字であって、譲って「仕込」だとしても2文字だぜ...。
漢字1文字を記者から尋ねられ、「責任」と答えてしまった某首相を思い出す...。
会社の来年の1文字は、「危」なのではないかと思った瞬間でした。
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