一羽、一匹。
昨晩、帰ってくるときに...頭上を飛び回る一羽のウミネコがおりました。
彼はですね、4m〜6mの超低空を8の字を描くように同じところばかりを飛んでいて、時折、鳴くんですわ。
「コンタクト落としたんだけど、この辺に落ちてない?」
と言ってるような感じで、「なにかを探している」ってのは分かりましたよ。それがねぐらなのか、仲間なのか...もしかすると、仲間が見えなくなって気が動転していたのかも知れません。
朝、定期券探しであちこち探し回っている自分と重ね合って、一緒に探してやりたくなったんですがね...なにせ言葉が通じないのでねぇ〜。
と、さらに帰ってくると、街灯の光がやっと届くような空き地の草むらの中を、一生懸命歩いてくる動物がいたんですよ。
野良猫であります。
彼が進んでいく直線上は、オレが進んでいく直線上と交わり、ちょうどばったり出くわすだろうというスピードでして...
野良猫っちゅーのは、警戒心があると思いきや、ひとつのことに夢中になると他のことが見えない...いわゆる
無我夢中
になるよね。彼ね、全然気がつかないんですよ。はい、オレとの距離、1mを切ったよってところでやっと気がついてさ...
びっくりして、じぃーーーっとこちらを見つめるんです。薄暗い中で。
「おまえ、オレに気がついてるか?」
と、その目は言ってました。オレもじぃーっと見つめて、「はい、気がついてますよ」と答えましたが、一向に動こうとせず...じぃーっと見つめてきて「はよ、うせろ!」と言うので、とっとと立ち去りました。
しばらく動かなかったけれど、10mくらいですかね、離れたら動き出してましたね。
えーっと、なにが言いたいのかというとですね...
駅から家まで徒歩15分。人は見かけなかったけれど、1羽と1匹に出会ったと、そんな話で...うーん、田舎です。
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