不細工とは...
先日、仕事をしていたらAさんがトコトコとオレのところにやってきまして...
「ぺすけさん、なんかあったんですか?」
と笑顔で声をかけてきました。なにかあったというか、資料を1枚だけ印刷しようと思ったら、70枚も印刷してしまって...昨今、CO2排出削減、環境保護が叫ばれる世界的規模の流れに逆行してしまった自分を責めていたのです。
いったいこの失敗で、どれだけのCO2を無駄に排出してしまったのか...いくらひとりで考えても、答えは出てこないであろう事実に愕然とし...苦虫を潰していたのを目撃されてたんですね。
Aさん、間髪いれずに...「大変失礼ですが、とんでもなく不細工な顔をしていたもので...(声をかけずにはいられませんでした)」と。
「ホントに失敬だ。失敬過ぎる」
「いつも不細工な顔をしているオマエに言われたかねーわ!」
と、言ってやろうかと思いましたが、そこは大人なオレですから至って大人な作り笑いを一つ作り、スマートな対応で事なきを得ました。大人です。
そういや、さらに先日。これまた会社、休憩スペースでぼんやりと青い空に浮かぶ雲を眺めておりました。あー、あの雲はミッキーだな、あの雲はクロワッサンだなぁ~、あの雲は横顔のドラえもんだななどと、ほんの数分、無意味な空想の風呂敷を頭の中に広げていたのであります。気を許している状態とは言え、口と目は半開きでよだれダラダラとか...そういう顔はしていなかったと思います。
と、扉が開いて入ってきたB女史が一言。
「すっごい不細工な顔してたよ! 今。」とおっしゃって、ケタケタと笑わったのであります。
いや、そもそもの作りがそれほど良いものではありませんよ。それは承知しております。でもさぁ、「不細工」と2度も言われてしまうとはねぇ~。
不細工と言われてショックを受けるような、薄青色のガラス細工のような繊細なハートを持ち合わせているわけではありませんが、気になって、「不細工」の意味を調べてみました。
「容貌が醜いこと」
ショッキングな瞬間。辞書というものは、簡単明瞭で分かりやすいですが、単刀直入な表現は時として怖いものがありますね。
さらにさらに、「醜い」を同様に調べますと、「見ていて嫌な感じがすること」とあります。
またショックを受けてしまいましたよ...
分かっちゃいるけれど、そうもはっきりと言われてしまうとねぇ~。
社会人たるもの、自分の顔にも責任を持たねばならないのだなと思った瞬間でした。
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