避難指示。
いや、もう朝から...
朝のうちはそれほど騒ぎもなく、至って普通の朝でした。
で、9時過ぎ。
大津波警報が発令されてから一変。
次第に、静かになっていく街。
昼過ぎにはスズメの鳴き声だけが聞こえる
ゴーストタウンのような静けさ。
人気を感じない住宅街。
烏龍茶が欲しいなぁ~と思い、
ファミマに行ったら営業していましたが、
周囲の施設のほとんどが、午後からの営業を
しなかったみたいです。
海が近いせいもあり、
うちのあたりに入る道路は封鎖され、
2本ある鉄道も、限りなく海抜0メートルに近いところを走るため、
運休になったのも静かだった原因でしょうか。
「体育館に避難して」という行政員の訪問がありましたが、
はっきり言って大津波が来たら体育館も危ないし、
それよりなにより、海が見える場所に行きたいと思い、
高台に避難してみました。
人がいるのをほとんど見たことがない展望台のある高台。
まぁ子供の頃の遊び場なんですがね。
入り口の急坂から車が駐車していて、
車と避難している人がたくさんいました。
子供が多く、どうも彼らはポニョのお母さんが現れたときのような
大きな津波を想像しているようでしたねぇ。
その子供たちのお母さんも、
津波の経験なんてないからさぁ~。オレもだけど...
どんなのが来るのかと...。
前回のチリ地震津波では、
大変な被害があり、その時にできた沼や湿地が
今でも残っているのですが、
確か、津波が来る前に入り江の水が一斉に引いたって話を
聞いていたので....どうなるのかと海を見つめていました。
スマトラのような、海の変化が目に見える、
白波を立たせながらやってきたら相当やばいわけで...。
到着予想時刻の1時間30分後の15時。
そろそろ寒さに耐えられなくなり、
家に戻ってしばし暖を取りながらテレビを眺めていたんです。
そしたら、根室花咲港の様子が映し出されて...
「これはやばいかも!?」
と、また高台に戻りました。
さっきまで避難していた皆さんも家に戻ったようで、
静寂を取り戻していましたよ。誰もいなかった。
しばらく静寂の中で海を眺めて...
海岸近くの駐車場に、水が上がっているのは見えましたね。
そんなこんなで津波一色の一日でした。
大きな被害が出なくでよかったです。
雨だの雪だのの日じゃなくてホント良かったですよー。
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