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2010年9月15日 (水)

エルバン

エルバン

文房具オタクの私は、先日、文具屋でこれを見つけました。

オタクという割には、メーカーまでは知りません。「ペリカン」や「ラミー」でさえ、数年前に知ったばかりです。

これは、「J.HERBIN」というロゴで、「ハービン」かしら? 「ヘルビン」かしら? 的ですが、「エルバン」と言うフランスのメーカーだそうです。
なにで有名なメーカーかというと、シーリングワックスです。あの、封筒の裏に封をするときに「〆」とか「封」とかの代わりに、蝋をのようなものを垂らして、アルファベットのような文字が刻印してある鉄のスタンプをブチューっと押して封をするヤツです。それと、万年筆などのペン用インクでも有名だそうです。

写真の「これ」は、そのエルバンのローラーボールというボールペンです。

一般的なボールペンと違うのは、万年筆のようにインクカートリッジを軸に差し込んで使うというところ。ローラーボールという製品の存在を知らなかったので、おもしろいなと思い、一本購入してみました。

そもそも万年筆がとても好きなんですよね。特に、太さ B くらいの太いものは、紙にペンを置いた瞬間にインクがでてきて、まるで紙を上を滑るようにすらすらと文字が書けます。ペン先を早く動かせば薄く、トメは濃く、インクの濃淡がでるのが、まるで水彩絵の具で絵を描いているようで。
さらに、自分の場合だけかもしれませんが、ペン先が太ければ太いほど、下手な文字が味わい深く見えたりします。

好んで万年筆を使うけれど難点もあって、なんといってもコストパフォーマンスが悪いです。カートリッジを変えればいくらでも掛けるので「エコ」のような気もするけれど、インクがどんどん出てくるので、油性ボールペンとは比べものにならないほどの大食漢です。
それと、紙質を選びます。質が悪かったり、古い紙はおもいっきり滲みます。最適なのは、これまでのオレ的調査ではツバメノートみたい。

そんな万年筆のような書き味を、ボールペンで実現しているのかな....それが、最大の関心事でした。

で、早速、家で書いてみたんですけどね....これ、結構いいんですよ。濃淡も出やすいし、水性なので筆圧かけずにさらさらと書けます。ボールサイズが 0.5 なので、細い字もしっかり。

これはいいなと、最近、万年筆に変わって愛用しています。

おフランス製、エルバンのローラーボール。¥630。やすっ

もっといろんなメーカーから出ればいいのになぁ〜。というか、書き味は国産水性ボールペンと同じような気もします。あしからず。

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