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2011年4月 6日 (水)

怖かったこと。

地震で揺れているときは、やはり怖かったです。
ニュージーランド地震の倒壊したビルを見ていたことがあり、
恐怖が増大したかもしれません。
津波は、怖くありませんでした。その現場で見てませんから。

避難しているとき
これからのことを考えて、少し怖くなりました。
どうすればいいんだろう。みんな無事だろうか。安否が分からない怖さ。

そして、原発事故
毎日、毎朝、ラジオやテレビでは前日より悪くなっている。ベントした、爆発した、空気が汚染された、土壌が汚染された、海が汚染された。
チェルノブイリ事故の記憶もあり、放射能・放射線が悪いものだということは分かっている。
そのニュースが、アナウンサーの口から淡々と伝えられる、
これからどうなるのかを案じる恐怖がありました。いつものニュースを伝えるように淡々と、明らかになった事実をを伝えていく。
周辺住民に避難指示、屋内退避、東京の水から放射性ヨウ素。聞いたこともないような言葉が、ぽんぽんと聞こえてくる。

官房長官の口からでてくるのは、「ただちに~ない」。
安心させるために発せられるはずの言葉が、
逆に不安をかき立てる。
他人事のような、東京電力の会見。質問者をにらむ副社長。
保安院の東京電力まかせのような内容。
パフォーマンスに見える総理大臣の発言や行動。

そして今、もっとも怖い思いをしています。
高濃度の放射能を含む水の排出、1号機に窒素ガス注入。
相変わらず空も海も汚染され、事態は一向によくなっていないのにも関わらず、
慣れてしまった自分がいる。
あれほど怖いと思った情報を、怖いと思わなくなり、
普通に生活している自分がいる。
少々の揺れが起こっても、どうせまた余震だろうと
過信している自分がいる。

本来慣れてはいけないことなのに、慣れてしまった自分が今、一番怖い

怖いです。自分。

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