季節と一日。
昔を思い出してみると、
うちにはエアコンというものがなかった。
東北の太平洋側は、比較的夏が涼しいので、
扇風機で事足りていたのかも。
でも、よーく思い出してみると、
相当部屋が暑くて、逃げ場もなかったような…。
もうおぼろげにしか覚えていないけれど、
暑さから逃げることなく、足を水で冷やしながら勉強したり、
いろいろと工夫していたと思います。
「エアコン」という文明の利器とは、
あまり接することなく社会人になったオレは、
東京に行って寮に入り、
部屋にエアコンが完備されているのを見て
小躍りして使いまくってたなと。
寮のときも、寮から出ても、
やっぱりエアコンの空気の中で、生活してました。
あの空気が苦手だという人も多いですが、
オレは大好きでした。
まぁ、要するに「我慢」が嫌いだったってことでしょうね。
世の中進んで、エアコンを使い、電気を使って、
夏を乗り切るようになりました。
電気が無尽蔵にあるなんて、幻想の中で生きてきて、
今年の「節電」は夢から醒ましてくれたものだったのかも。
地震、津波が、電気にまで影響してくるなんて、
恥ずかしながら想像もできませんでした。
以前は、どうしても必要なものじゃなかったのに、
今では夏を乗り切るためにはどうしても必要なものになってしまった電気。
無理して節電する必要もないと思いますが、
一度立ち返って見る時期なんでしょうね。
電力会社も大変だろうな…
「節電」というキーワードが広がると、昼夜問わず節電してしまう
ことなんじゃないかなぁ~と思ったりして。
本来、節電して欲しいのは、平日の日中で、それ以外の時間は、
がんがん使ってもらって昼間の節電分を取り戻したいんでしょうけど。
世の流れはそうはいかないもの。
みんな、主に夜に使うLED電球に変更したりしてる。
うちもLED電球に変更し、必要な場所だけ明るくし、
それ以外の場所は少し薄暗くしています。
そうやってみて思ったけど、
やっぱりこれまで明るすぎたなと…。
夜は夜で、少し暗くしてみるのもムードがあっていいなと
再認識した次第です。
テレビの輝度も今までより暗くしても、
全く問題ないですからね、これだと。
夏は暑さを、冬は寒さを…と、季節を楽しむのと同様に、
昼夜の変化も大きくするのもいいものです。
ま、夜にムーディーにしたところで、
雰囲気だけなんですけどねぇ~。
よかったことといったら、
薄暗いせいでどうしても眠くなっちゃって、
早寝早起きが身についたことくらいかなぁ~。
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