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意識。

小さい頃から地震が来ると、
まず「津波」を怖がっていました。

家族の誰もが、そんなこと心配しないのに
オレだけ。なぜ自分だけが
津波を怖がるのか。
思えば、昔話をしてくれる祖母から
津波の怖さを聞いていたからだと思います。

感受性がまだ強い小学生低学年の頃に聞いた話は、
心のどこかに残っていて、
いざという時に、まず頭に浮かぶようです。

津波に関しては、
震災の1年前。ちょうど今から2年前の2月末、
チリ地震津波がありました。
まだその頃、海沿いの実家に住んでいて、
土曜日だったか、
朝っぱらから町内会長さんがやってきて
避難しろといわれ、
寒空の中、高台に移動しました。

東京など遠方の友達は
心配してメールをくれました。
ニュースやってましたもんね。

津波がどんな風にやってくるのか、
みんな分からず、
白波を立てて大きな波が襲いかかってくる
というのを想像しているようでした。

大きな波がやってくることもなく、
そろそろいいだろうと家に戻って
テレビを付けたら津波で水浸しになっている
浜の様子が放送されていて、
慌ててまた高台に戻ったのを覚えています。

もうその時には、誰も高台にはいませんでした。
ひとり冷たい風の中、海を眺めました。
国道にもなにも人影が見えない静けさ。

翌日、仙台で知人に「避難をした」と言ったら
なんか笑われてしまいました。
ちょっと、ムッとしたんですが、
山方面育ちの人は知らないんですよね。
(自分も実際には知らない)
あ、こういうことなんだなって。
意識って。

山に住まいがあるなら、
家がやられてしまうことはないだろうけど、
その時、海の近くにいないとは限らないわけで…
311のとき、あれほどラジオが
注意を促していてもやはり「意識」がいかず、
のまれた人もたくさんいたんじゃないかと。

津波の映像が散々流され、
その恐さを知った今、
きっと「避難をした」と言っても笑う人はいないでしょう。
津波に対するみんなの意識は、変わりました。
それでよかった。
4月の大きな地震のときには、
ほんの数分でみんな避難したそうです。

でもね、思います。
それ以外にもないのかな〜、
意識をしておかないといけないもの。
自分が知らないだけで、
本当はとても怖いもの。

たくさんありそうだな〜。

経験していないのに、意識することができた。
祖母の昔話に感謝です。

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